トイレの電球が点かなくなりました。とても不便です。しばらくは懐中電灯でしのいでいましたが、トイレットペーパーを切るなど両手を使う時は本当に不便です。当たり前の事ができなくなると、普段の生活が当たり前にできる事が幸せなんだと感じます。
そこで、使わなくなった電気スタンドを持ち込んでみました。一味変わったトイレ生活ですが、直さないと…。
電球を替えもダメ
当然ですが、電球を替えてみました。普通ならこれで終わりですね。でも終わらなかったので、その顛末を書きます。
ところで、電球を買いに行った時に気付いたのですが、今どき「白熱電球」って売っていないのですね。100均ショップで見かけた記憶はあるのですが、電気屋さんではLED電球や電球型の蛍光灯だけ。そこで電球について調べてみました。
電球について
電球といえば「白熱電球」を思いつく方が多いでしょう。あのエジソンが、京都の竹から作ったフィラメントで電球を発明した話が有名です。正確には発明でなく、フィラメントの寿命を延ばした改良です。その後も改良が重ねられ、1910年に融点の高いタングステンのフィラメントが実用化され、その後100年も使われてきました。
しかし最近では、LED電球が主流です。大手メーカーはすでに白熱電球を製造しておらず、残るメーカーも次々と撤退しているようです。
なぜか? → 政府が中止を求めたから。
なぜか? → 地球温暖化防止・環境保護のための世界的な動きがあった事。直接的には福島の原発事故の直後、電力不足を補うために省エネルギー政策に舵を切ったからのようです。
ちなみに性能をあげると、
・白熱…寿命:1000時間、電力:60W
・LED…寿命:4万時間、電力:12W
交換の手間や電気代を考えると、だんぜんLED電球ですね。紫外線がほとんど出ず、虫が寄ってこないなどメリットは多いそうです。ただ、少しお高いですが。
さて原因は?
話を戻します。電球がつかない原因ですが、電球でないとすると何でしょう? 配線(電線)の途中で断線している? まさか…
とりあえず、スイッチのフタを開けてみました。
この状態では何も判らないので、もう少し開けてみます。
その前に、ブレーカーを落とします。感電したり、ショートさせたりすると大変です。ウチの場合は、ちょうどトイレの中にありました。
そしてネジを外し、ガバっと引き出します。
電球のスイッチは真ん中です。電圧を測ってみると100ボルト。配線に問題はなさそうです。
スイッチの両端子をショートさせてみると、見事に点きました。点かない原因はスイッチの故障です。
スイッチを交換して完了!
原因が判れば直すだけ。ホームセンターで部品を買って、交換です。
その前に、接続図をメモ。忘れてしまうと後で回路図を考えたり、試行錯誤するのが大変ですから。そのうちショートさせて、事故になりかねませんからね。
スイッチは可動式・機械式なので、壊れる可能性は大きいです。接点の経年劣化も考えられます。今では、タッチセンサー&オール半導体のスイッチもありますが、高額だし壊れない保証もありません。配線は動くわけでもなく、劣化で切れることはありません。
今回の教訓:壁内の配線が突然切れることは、まず無い! スイッチを疑おう!
電気工事士の資格が必要!
今は「第二種電気工事士」と名前が変更されていますが、この作業は電気工事となりますので、資格がないとできません。違反した者は、3月以下の懲役又は3万円以下の罰金…となります。
私は大昔に取得しているので、一応OKです。(だから上記写真のテスターを持っています)
興味があっても免状をお持ちでない方は、電気屋さんに依頼してくださいね。
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