棚を購入
先日、とあるバザーで収納棚を購入しました。奥行:12cm × 幅:135cm であまり邪魔にならず、白くてちょっとオシャレそうなもの。普通に買えばウン千円するのが、なんと500円! 衝動買いでした。
でも、どこに付けようか迷っているうちに忘れてしまっていました。ふと段ボール箱が目に入ったので思い立って取り付けることにしました。場所は脱衣場の壁の上の方。デッドスペースになっていた部分です。まあ、何もないシンプルな壁でもいいんですが、来客の目につきにくいし、収納にも困っていたので。
取り付けた結果がコレです ↓
いろいろ乗っているし、クロスの継ぎ目もあって見苦しいのですが。
固定方法を考える
さて、取り付けたはいいけど重さで棚が落ちてはナンセンス。どうやって固定するか、しばし考えました。柱が露出していないので、そう簡単にはいかず…
そこで考えたのが、コレです。
片方は引戸の枠に乗せる
脱衣場の出入口には引戸があるのですが、その木枠が少し出っ張ってました。この上に棚板を乗せれば、金具もいらず重さにも絶えられるはず。
もちろん棚板が左右にずれれば落ちてしまいますが、1ヶ所でも固定してずれないようにすれば大丈夫なはずです。
もう片方は壁に固定
右側はこれでいいとして、左側は壁に取り付けるしかありません。
壁といっても厚い一枚板でなく、ボードの上に壁紙を貼ったもの。ビスは刺さりますが、とても重さに絶えられるはずはありません。
写真の一番左の取付具は、その状態です。見た目がよくなるよう付けているだけで、ただの飾りです。要はその内側の固定をどうするかです。
壁の構造について
最近の住宅では木造・鉄筋を問わず、部屋をを仕切る壁は下のような構造になっています。
間柱(まばしら)とは、家を支える柱ではなく、部屋の内側の壁を支えるための柱です。これに石膏ボードや合板を打ち付け、その上に壁紙を貼ります。
石膏ボードや合板は、釘やビスを刺しても強度がなく、ものを固定することはできません。ですから、間柱を探してこれに打ち付ける必要があります。
間柱の探し方
壁を開ければ間柱の場所は一目瞭然ですが、そんな事はできませんね。そこで間柱の探し方をいくつかご紹介します。
ノックする
ドンドンとグーで叩くのでなく、コンコンと軽くノックします。
・軽い音 → 向こう側には何もない(空洞)
・硬い音 → 詰まったような音がすれば向こう側に間柱がある
慣れないと難しいとは思いますが、音の違いが判ればOKです。上図のように間柱は縦に一定間隔で配置されていることが多いので、横方向に何箇所か当たりをつければ間隔を測って、間柱の位置が判ります。
なお間柱の間隔ですが、基本的には一尺 = 303mm です。(建物や部位によって異なります)
ピンを刺す
針のような細いピンを刺して間柱を探すこともできます。石膏ボードは厚さが 9~12.5mm なので、それ以上突き抜ければ向こうは空洞、間柱があればそこで止まります。針は扱いにくいし、折れたりすると危険なので、専用の道具を使うと楽です。
下地探し針
内蔵している針を壁に突き刺し、針が止まったところまでの壁の厚みが測定できるものです。
ネットショップで 1,000円~ で購入できます。
なお、この方法で探せるのは石膏ボードのみです。合板の場合は硬いので針が通りません。また、小さくはありますが壁に穴を開けるので、目立たない所で試しましょう。穴は補修用のクレヨンで目立たなくすることもできます。(補修クレヨンは100均でも売っています)
下地センサー
穴を開けずに間柱を探す探知機もあります。電極の付いた面を壁に押し当て、ずらしていくと音で知らせてくれるものです。2,000~5,000円 ほどしますが、高価なほど正確なようですね。
「静電容量の変化を見て密度の違いを検知し、下地の有無を判定するもの」だそうです。石膏ボードでも合板でも測定できるもの、配線(金属)も探知できるものなどいろいろな種類があります。
私の場合は、ノック式だけで検討をつけました。目につかない場所だし、「ハズレたらやり直し」のつもりで、ビスを打ちました。手応えがあってよかった。結果オーライです。
ご覧の通り、ちょうどクロスの継ぎ目 = 幅900mm ≒ 3尺 の位置です。
なお、間柱探しは各方法を組み合わせると、より正確です。
おまけ
来客の目にはつかない場所ですが、棚は洗面台の真後ろ。鏡で丸見えの位置にあります。慣れないせいか、あまりに目立つので嫁さんが収納ボックスを買ってきました。ゆくゆくは短いカーテンでもつけようと思っていたのですが、物も取りやすいことだし、このままにしておきます。
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