[IT] サーバーのデータを復旧するには

弊社のサーバー

パニック

弊社は、立派な中小企業です!
同業の他社では、IT関連に弱いらしいです。HPの運用も外部の会社に委託しているところがほとんどで、自力で運用している弊社は多分、勝てていません…

それはそうと、社内にはサーバーを設置しています。一番大切なのはファイルサーバー。一応、業務関連のファイルはここに保管する運用になっています。

現在は、社内ポータルのためのWebサーバー、そのためのDBサーバー(MySQL)、社内システムのためのDBサーバー(SQL Server) なども立てています。

以前のファイルサーバー

ファイルサーバーとして、以前は Windows パソコンを使っていました。それで十分でした。

が、ある時、会議室から課長が飛んできました。
「みんな、ファイルを閉じろ!」
そうです。Windows の共有ユーザー数を超え、会議資料を開けなくなってしまったのです。レジストリの設定を最大数(20?)にはしていたのですが、足りなくなったようです…

共有フォルダーの容量は、外付けHDDの 100MB。写真などを入れなければ、これで事足りるはずでしたが、写真が入りだすと全然足りません。CD-ROMによく退避していました。とても面倒くさかったですが、そのCD-ROMを読んだことは、多分一度もありません。

NAS 購入!

上司を説得して、BUFFALO の NAS を購入しました。容量は 2TB。20倍です!
UPS も用意して、RAID6 構成。動作が遅い印象もありますが、実用上は問題ありません。

でも、最近では容量が足りなくなって、不要ファイルの削除や保管ルールの見直し・徹底など、苦労は絶えません。NAS を更新して容量アップ・速度アップと、WebやDBサーバーの機能も任せたいのですが、新しい NAS の導入には資金が…

障害状況

その NAS ですが、意外と(?) いいヤツで、これまで業務に支障をきたすようなトラブルは一度もありません。

DISK障害が4回ありましたが、RAID6 なので交換する時間にも余裕があります。純正の交換DISKは高いので、最近では日立のDISKに交換しています。(今のところ問題なし)

UPSのバッテリー劣化も2回ありましたが、通常の電源供給がすぐに止まるわけではありません。停電や電力検査の時でも、ちゃんとシャットダウンしてくれていました。

バックアップ

でも、何があるか分からない。

小心者の私としては、最初からバックアップの運用をしています。
同じ容量の外付けDISKを用意し、毎日バックアップしています。もし NAS が壊れても、外付けDISKの共有名を変えれば、社内の人は普通通りにサーバーにアクセスできます。

ちなみにバックアップに使っているのは「BunBackup」というフリーソフト。他にも優秀なソフトはあるでしょうが、昔から使っているので使い続けています。自動バックアップはもちろん、差分バックアップができ、世代管理もできるので過去のファイルも残ります。←業務上、ココが一番優秀なところ。何度助けられたことか。

なお、NAS に USB接続で DISK を繋げられるのですが、複数DISK のアクセス中は非常に遅いので、今はバックアップ用DISKを別パソコンに繋いで運用しています。

二重化など

高度で重要なシステムでは、Dual や Standby などの二重化システムが採用されます。でも中小企業のファイルサーバーには、それこそ「冗長」です。一人SEとしては手がかからないし、魅力はありますが。

メーカーに提案依頼したら、ラック筐体、専用のマシン室や電源・消火装置など、天文学的なコストになるのでしょうね。

データー復旧

世の中には「壊れたDISKを復旧します」というサービスがあります。利用したことはないのですが、どうなのでしょうか。最近では著名なメーカーも乗り出していますが、料金がちょっとお高め? それに復旧率は100%ではないようですし、日数もかかります。強いて言えば、データー流出の危険が無いとは言えません。(そんな事はないでしょうが)

ともかく、1日前でもいから完全なデーターを、素早く復旧できるのはバックアップが一番ではないでしょうか。コストと手間を最低限に、一人SE の腕の見せどころですね。

今後の課題

今のところ問題なく運用できていますが、課題はあります。
・共有フォルダーの容量圧縮(運用ルール)
・NAS保管の必要のないファイルをえどうするか
・物理的に別の場所へのバックアップ保管

視点は変わりますが、
・それぞれのパソコンのシステムバックアップ

コストを最小限に、運用の手間を最低限に、これは大前提です。
一人SEの腕の見せどころですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました